[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
行歩【奇岩魅紅】道元峡・層雲峡
~奇岩と紅葉に魅いる~
■実施年月日:2010年10月23日(土)
■概要:古に山に入る道は、沢がはじまりでした。この沢道は、尾花沢の御所山荘から御所山(船形山)へ続く古の道です。道元峡の名にある「道元」は、鎌倉時代初期の日本曹洞宗の開祖、道元禅師なのでしょうか。船形山は、明らかに天台密教の影響下にあり、以前は円仁峡などそれに因んだ名であったものを、密教弾圧の影響で禅宗に改宗させられた際に道元の名を被せたのかもなあ、などと想いが巡りもしますが、残念ながら由来は、わかりません。それにしても、この峡の秋の景観は、禅定(思考や妄想から離れて精神を集中させて至る心の世界観)を得るための坐禅修行には、最高の場所のようにも思えるのです。紅く萌える山々に360度包まれながら滝まで歩く予定です。
■留意事項:船形山の山頂を目指す企画ではありません。また沢登りではありません。往路は、ほとんどが沢ですので、滑り防止のためわらじを履きます。足の裏のツボ刺激効果もあり、驚くほどにフリクションの良いわらじで歩くのは、けっこう楽しいものですよ。
■集合場所/集合時間:送迎場所時間は、参加者にて調整します
■会費:わらじ不要の方 7,500円 ※沢靴などのある方、わらじ付き(お申込み時に、足のサイズをお知らせください)は、8,500円です
※珈琲代、温泉代込みです
■装備:日帰登山装備
※昼食持参願います。
※濡れても良いように、ザックの中の物は、ビニール袋に入れて置くと良いです。
■募集:3~4名
■募集締切り:わらじ付きをご希望の方は、ニ週間前までお申込みください。
3名以上で決行確定とさせていただきます。3名に満たない場合は、申し訳ありませんが中止とさせていただく場合もありますので予めご了承ください。
行歩【古山臥道】龍山
~いにしえに山伏の通った道をゆく~
■実施年月日:2010年10月17日(日)
■主な山:瀧山(りゅうざん)1362m
■概要:昨年のご案内に「昔、龍山のある滝山地区は山方郷(やまがたごう)と呼ばれており、県名の由来となったのかも・・・」と書きました。早いものです。あれから1年近く経ちました。
この山を地元の方々は「たきのやま」と呼びます(既に過去形かもしれません)。今は「りゅうざん」です。滝山が、なぜ瀧山になったのかを簡単ですが書かせていただきます。
この御山様には、前滝と大滝があります。密教や修験道の修行に滝行は欠かせないものです。山寺より古い時期に天台宗密教慈覚大師円仁により開山されました。その前に開山した福島の靈山(りょうぜん)と深い関わりを持っており、「りょう」とも読める「瀧」の字に改め、西の「りょうぜん」と呼ばれていたのです。のちに武士の支配がはじまると密教は嫌われ禅宗へ改修されてゆきますが、その時、文字はそのままで「りゅうざん」の読みに変化したのです。
しかしそのような宗教や支配者に左右されることもなく。地元の方々は「おやまさま」とか「たきのやま」と呼んで来たのです。昨年も書きましたが、この山は、稲作の神でもあるサガミ(花神の原型とも言われています)信仰の御山として農耕に密着していました。滝は農耕に欠かせない水の神でもあります。そして、この山麓には、西行の「山家集」に“滝山の大山桜“として詠まれたみごとな大桜がありました。桜は、サガミが宿る(サの神が「クラる=宿る」)のでサクラと言う説があります。クラは「下る=クラ」、「暮す=クラ」かもしれないなあと思っています)と開花し、その開花で春の種蒔きの時期を知る(占う)カレンダーの役割を持っていたのです。また悲しい歴史ではありますがこの地にも姥捨ての風習があり、その場所を示すために桜を植樹し故人を忍んだともの伝承もあります。その名残として、この山にも姥神様がニ像残っています。
この山の大山桜を讃えた祭りが、花笠祭りの起源であるとも言われています。もう伝承も薄くなってしまいましたが、笠を飾る花は桜である所以でもあるのです。その大山桜を復興しようと、地元の方々により植樹された山桜が春になるとみごとに咲き誇っています。サガミ様も、戻っていらっしゃると良いですね。
■コース:往路:前滝コース 帰路:乳母神コース
※現地にて危険と判断した場合には、コースを変更する場合があります
■行動時間:登り約3時間30分 下り約2時間 合計約5時間30分
■スケジュール概要:
仙台→宮城IC6:30→7:30山形IC→08:00三百坊→<前滝コース>→11:30瀧山(昼食・珈琲)12:00→<姥神コース>→14:00三百坊→14:30温泉15:20→15:40山形IC→16:40宮城IC→仙台
■留意事項:前滝コースは、山伏の修行の道でした。三点支持(手を使って)して登るような急な斜面があります。現代人が普段の生活のなかで生命の危険を感じるような緊張を強いられることは、まずはあり得ません。安全で安心な暮らしを手に入れる努力をして来たからです。ですが同時に失ったものもあります。抵抗力や自然治癒力の低下により現代病の蔓延を招きました。
山彦恵方が行歩と称し修験の道を歩くのは、古の人の智恵に学び、あえて緊張を強いられる道を歩くことにより「生きる力の目覚め」を促進するためです。言い換えれば「生命力の強化」にあります。生き抜こうとする力を強くなることで、抵抗力や自然治癒力を強化し病気に打ち勝つ、病気になっても短期間で治す身体を作ること、それが山伏の修行に隠された智恵でもあったのです。
■装備:日帰登山装備 ※昼食持参願います
■集合場所/集合時間:送迎場所時間は、参加者にて調整します
■会費:7,000円 ※珈琲代、温泉代込みです
■募集:3~4名
行歩【磐瀧瞑想】岩岳・立石・不動滝・地蔵滝
~磐と瀧で瞑想し自然界の氣に繋がる~
本企画は、登山と少し異なります。
「天人相関」(自然の中に人が存在し、人の中に自然が存在する)と「心身一如」(心と身体はひとつである)、そのことを実感することに主眼を置いております。
普段、忙しく時間をお過ごしの方、ただ何となく日々が過ぎ虚しさを感じる方、時間の観念を「悠久」と感じてみませんか。
■実施月日:9月12日(日)日帰り
■概要:丸森の地は、時に荒ぶる阿武隈川に負けない磐神守護の土地です。
丸森のいたる所にある岩を古の人々は、大地深くから産まれ出たものと観て、そしてその力を感じたのです。地震、洪水、雷など、人知人力の及ばぬ自然の営みを、感知(観察眼や想像力で知ること)により、大岩が産まれでる時の大地の揺れが地震、水神が大地の穢れを流すのが洪水、龍が雷などと自然の現象を眼には観えないけれども確実な大いなる存在であると認め、やがて自然崇拝の原始宗教が起こるのです。
それらは生命誕生の神秘と重なり、突き出た磐を「おとこ」、割れた磐を「おんな」と見なし、生と死を司る場、あるいは魂や霊が違う世界と行きかう場所として死生観の形成とともに「もり」信仰や「はやま」信仰に繋がってゆくのです(丸森周辺には数多くの羽山と、山中に古墳遺跡があります)。
岩の原意は、古代目見えない「力(ちから)」の存在する場を示した「い」と、水との関係性を現わす「わ」とでできた言葉で「い・わ」でした。「いわ」には、磐、巖、嵒、巌、岩とありますが、口(くち)と言う字が示すようにシャーマンによるお告げの場(「いわい=祝い事」に変化)でもあったのです。岩山であって水の源の山は、今流行りのパワースポットです。その自然界の力を、現代人である私達は、感じる能力を失いかけていますが、古の人が社などを残し伝えてくれています。
不動滝と地蔵滝は、氷結のお姿があまりにも有名です(山彦恵方でも今年2月、大雪の降る中訪れました。来季も2月頃企画予定です)。「滝(たき)」は「た」と「き=氣・木など」です。古には、滝を垂水といました。後に血が「たぎ・る」の「たぎ」があてられましたが、氣を活性化し元氣になることを感じてのことでした。
自然の場で瞑想や瑜伽(ヨーガ)・練功(動氣功)などを行い、自然の「力=氣」に繋がって元氣を充電しましょう。
■装備:雨具、水、昼食、入浴用具、敷物(全身大のものが望ましいです)、虫除け
※運動靴でOKです。蚊取り線香が在った方が良いでしょう。
■参加費:6,500円 ※交通費、練功指導、温泉代を含みます。
■募集人数:最大4名 ※3名以上にて決行とさせていただきます。
■送迎時間/場所/:※ご指定場所に、送迎いたします。詳細は企画決定後お知らせいたします。
行歩【黒臥回峰】黒伏山
~黒伏山周辺の山を回峰する~
■実施月日:9月19日(日)~20日(月)1泊2日
■概要:
かつて黒伏周辺は、行者の行場であり、山伏の修行場でした。この地から船形山へ向かう道として最も一般的なのが観音寺コースです。
船形山の名の由来は、山寺をひらいた入唐八家の一人慈覚大師こと円仁が中国・唐から帰国する際、暴風雨の船上で観音菩薩を感得したという古事の唐船が浮かんだように見えることから名付けられました。その観音菩薩を祀った観音寺が、修行の中心地でしたが、今はわずかな寺跡を残すばかりです。
黒臥山の黒は、玄(くろ)であり、「すべてを包括する存在」の意です。ブラックホールをイメージしていただければ良いでしょう。ただすべてのものをのみ込むだけではなく、異次元へと続く世界観が「くろ」であり「げん」です。一時期、山岳信仰の対象となった山のうちの一峰が摩利支天と呼ばれている場合がありましたが、船形連峰に於いてはこの黒臥がそうだったようです。この裏手の山には、陰陽対を成す形で、黒に対しての白森があります。これは神の依り代の「しろ」です。その左手には、沢渡黒臥(伏)山があります。柴倉は・・・。これらそれぞれの山に意味を持っていました。このつづきは、小屋の夜語りとでもしましょう。
柳沢小屋に泊り、二日かけて黒伏・白森・柴倉・最上カゴ・仙台カゴ・櫛峰・白髭などを回峰し、古人が感じた、この地の力を感じてみましょう。
■予定コース
一日目:黒伏高原スノーパークジャングル・ジャングルスキー場駐車場~徒渉(橋が有ります)、黒伏~白森~柴倉~駐車場~柳沢避難小屋(泊)
二日目:柳沢避難小屋(泊)~黒伏高原スノーパークジャングル・ジャングルスキー場駐車場~徒渉~柴倉~最上カゴ~仙台カゴ~櫛峰~白髭~柳沢避難小屋
※両カゴ、柴倉、櫛峰は、藪漕ぎルートであり、必ずしも山頂に立てる保障はありませんので、予めご了承ください。
■装備:日帰登山装備と小屋泊用装備(寝袋・マット等)
■参加費:16,000円 ※食費(一日目夜、二日目朝・昼、飲物代)を含みます。温泉は別途相談です(入浴するかは未定です)。
■募集人数:最大4名 ※3名以上にて決行とさせていただきます。
■送迎時間/場所:※ご指定場所に、送迎いたします。詳細は企画決定後お知らせいたします。
8月22日日曜日に変更としましたので宜しくお願いいたします
行歩【仙人回峰】仙人大滝とカムイの山
~仙人大権現の山を回峰(周回)する~
■実施月日:07月24日(土) 08月22日(日)
■主な山等:仙台神室岳 1,353m 山形神室岳1,344m
■概要:今回は、夏のお楽しみ、沢と滝歩きです。
北蔵王笹谷峠の宮城側に仙人沢があり、沢を登り詰めると、二口に向かってカムロの名を持つ御山様が二座、天に向かって見事な円錐形を突き上げ座していらっしゃいます。
しかしいつの時代にどんな行者が、この沢、この山で仙人大権現を観たのでしょう。歴史にその名を求めてもわかりません。
今の季節は、緑濃く白き前滝、大滝の御姿がひときわ美しく神々しくもあります。アイヌの言葉で「カミの居る磐」の名を持つ二座を巡り仙人大権現に遇いに参りましょう。
■行程概要:
笹谷峠9:00~仙人沢登山口~仙人大滝~ダンゴ平~仙台神室(昼食)~山形神室~ハマグリ山~15:00笹谷峠
※天のご機嫌によっては、コースを変更する場合があります
■装備:日帰り登山装備 昼食
■集合場所/集合時間(ご参加者):
※企画決定後、ご参加者へ送迎場所、時間をお知らせいたします。
■会費:6,500円 ※珈琲つきです
■募集:最大で4名
※3名に満たない場合は申し訳ありませんが中止となる場合があります。
■申込先:山彦恵方byKOH
E-mail:yamaeho_mt @yahoo.co.jp
※@前のスペースを削除して使用してください