[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
11/21 10時少し修正、加筆しました
●「ことたま」入門 「音」 と 「訓」
音読み と 訓読み の違い
結論から書きますね
音読みは、中国の発音です
中国といっても時代によってその音も異なるので
呉音・漢音・唐音(宋音・唐宋音)・慣用音
などがあります
訓読みは、日本語です
漢字は、仏教とともに輸入した文字です
と書くと嘘かな
それ以前に陰陽五行や易などで入ってきていましたから
その統一を国家事業として行ったのが「古事記」や「日本書紀」だと想われます
音読みと訓読みの説明に好く使われるのは
サクラ と キク の話です
「桜」=「さくら」=「オウ」です
「菊」=「キク」・・・しかありません
漢字には「カタカナ表記の読み方」と「ひらがな表記の読み方があります
カタカナ表記が音読み
ひらがな表記が訓読み
です
日本語、やまと言葉かな
「桜」は、「さくら」です
中国語では「オウ」と発音しています
日本人にとって「オウ」と云われても、その意味が「桜」とは思えない
「おう!」と挨拶を返してしまうかもしれません
漢字を輸入したした当時「オウ」が「さくら」とは直ぐにはわからなかったのかもしれません
中国に桜があるかもわからなかったかもしれませんし
そして「キク」
意外かもしれませんが「菊」は、日本が原産ではないのです
なのに「天皇家」は、菊のご紋です・・・
この話はやめておきます
つまり日本語に「キク」は無かったのです
なので訓読みはありません
遅くなりましたが、「訓」は、「意味」ということが字義です
ですが訓読みの「さくら」で、その意味がわかりますか
わからないですよね
本質が失われてしまったのです
コトタマでは、「さ」「く」「ら」なのです
「さ」の持つ「意味」
「く」の持つ「意味」
「ら」の持つ「意味」
それぞれが状況などを含む意味を持っています
そしてその組み合わせで、さらに意味を持ちます
さく+ら
さ+くら
などです
さく=咲く ら=?
さ=佐? くら=蔵?
さ=? く=? ら=?
答えは、今回は書きません
漢字と日本語の関係というのは、そういうものなのなのだと覚えてくださいませ