[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「白」と「黒」・・・「しろ」と「くろ」の話「つづき」です
色彩に、この「白」と「黒」は、含まないという説があります
そのあたりの話からはじめます
●RGBとCMYK
私達が色を認識するのは、自然界に存在するそのままの原色と、人が作り出す人工の色があります
色を人工で作り出す方法は、大きく分けて
RGB方式 と CMYK方式 があります
RGBは、光の三原色の頭文字です
赤(RED)
緑(GREEN)
青(BLUE)
の、ですね
CMYK は、
藍色(CYAN)
深紅色(MAGENTA)
黄色(YELLOW)の頭文字と
黒(BLACK)の尻?文字の K です
この二つの方式は、
RGB方式 テレビやパソコンやデジカメの液晶パネル
CMYK方式 プリンターでの印刷
などに利用されています
●RGB
RGBでの「白(しろ)」は、#FFFFFF です
光の三原色を、全て合わせると、白になります
なので全ての色が存在するという捉え方ができます
一方の黒は、光の組み合わせでは作れません
「黒(くろ)」は、#000000なのです
数字は、零(ゼロ)からはじまる(という先入観的概念を持っている)ので、黒からはじまり白で終わるとも云えそうです
RGBでは、
「白(しろ)」は、無限
「黒(くろ)」は、零(ぜろ)
といったところでしょうか
ちなみにRGB番号の#は、16進数であることを意味しています
極めてデジタル的です
そのRGB番号の#000000・#111111・#222222・#333333~#999999・#AAAAAA~#FFFFFFの全ぞろ目の番号は、
黒←→灰←→白 なのです
このことから観ようによっては、「灰=グレー」の濃淡の極端な位置にあるのが、「白(しろ)」と「黒(くろ)」とも結論できるのです
ちなみに
赤は、#FF0000
緑は、#00FF00
青は、#0000FF
なんですよ
おもしろいでしょう・・・面白い・・・にも「しろ」が入っているのもなにやら・・・・意味ありげです
「はいる」も「灰」るともみれますしねえ
RGB方式では、全ての色彩は、黒と白の間に存在するとも云えるのです
●CMYK
もう1つの色の表現方式であるCMYK は、
藍色(Cyan) 深紅色(Magenta) 黄色(Yellow) 黒(black)
を混ぜて色を出す方法です
言い方を変えると、絵の具の三原色である CMY に、美しく印刷するために黒を加えたものです
「黒(くろ)」は、CMY の三原色すべてをうまく(実際には黒というより濃い灰色のような感じです)混ぜ合わせると作れます
では「白(しろ)」は?
絵の具には、白があますが、CMYK では基本的に白インクは使いません
ではどうするのかというと、印刷する紙の色が白です
つまり何も色を塗らなければ「白(しろ)」です
CMYKでは、
「白(しろ)」は、無(む)
「黒(くろ)」は、全て
といったところでしょうか
※余談ですが、色紙に白を印刷する場合は、白いインクの使えるプリンターが必要です
金や銀も同じですが、そうなると業務用のプリンターのレベルですね
●RGBとCMYKのまとめ
RGB では、すべての色があるのが「白(しろ)」、何も色がないのが「黒(くろ)」
CMYK では,何も色がないのが「白(しろ)」、すべての色があるのが「黒(くろ)」
2つの表現方式で、まったく逆になる
なんとも不思議な世界です
それともうひとつ大きな観点ですが
RGBは、光という掴みどころのない物、いや光はそもそも物なのだろうか・・・
まるで「虚」のようです
一方のCMYKは、実にアナログ的で、物として十分に触れることができる
「実」ともいえます
RGB(虚) CMYK(実)
「白(しろ)」 無限 無(む) 何も無くて、無限であるもの
「黒(くろ)」 零(ぜろ) 全て 零(ぜろ)であって、全てであるもの
あれ、是って・・・と閃いた方いますかねえ
ははははっ、閃かないかた、すいません
なのにまたまた「つづく」です
「白」と「黒」 つづきのつづき << | HOME | >> 「白」と「黒」 |